イギリスの格安航空会社EasyJetが開発した「Sneakairs」。ガイドブックやスマートフォンを見なくても目的地まで到着できる、まさに街歩きを楽しむための究極のスマートシューズといえそうです。
These Vibrating Shoes Guide Your Steps as You Play Tourist | http://www.wired.com/2016/05/easy-jet-sneakairs-smart-shoes/?mbid=social_twitter
The Barce20na street project | http://www.barcelonastreetproject.com/
「Sneakairs」とは?
シューズのソール部に、バイブレーションモジュール、バッテリー、低エネルギーBluetoothのユニットを搭載した厚さ3mmのボードを搭載。GoogleマップAPI利用の専用アプリが、ソール部の装置とBluetoothで接続し、バイブレーションで行先を知らせてくれるシステム。
「Sneakairs」は現在は試作品段階。 (via: WIRED)
オープンソースハードウェアのAlduinoクローンを利用。
電子部品を保護するためのケースは3Dプリンタで作成。
「Sneakairs」の使い方
まずシューズと専用アプリを同期した後、目的地を設定。その後はスマートフォンはポケットやカバンにしまっても平気。
左のシューズがバイブすれば、左折の合図。 右のシューズがバイブすれば、右折の合図。
両足で2回バイブすれば、間違った方向へ進んでいることの合図。元に戻りましょう。
両足で3回バイブすれば、目的地に到着の合図。
急な目的地変更も大丈夫! Googleマップに掲載されている地点であればどこでも設定可能。
「Sneakairs」で街歩きの感想は?
試作品を履いてバルセロナの街を歩いてみたMaurizio Pesceさんによれば「このスマートシューズのおかげで景色を堪能できた」「バイブに気付くか心配だったけれども、実際かなり分かりやすかった」「足に道案内をしてもらうというのは、マジカルな体験だった」と話しています。
「Sneakairs」の今後は?
目下の課題はバッテリーの改良。現段階では3時間しか持たないとのこと。また、いずれはどのシューズにでも使用できるインソールとしての製品化も期待されます。