MITがバーチャルリアリティを用いたドローントレーニングシステムを開発

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ドローンの飛行トレーニングに、衝突はつきもの。その修理にいらつく開発者も多いはず。そのお悩みを解決しようと、MIT(=マサチューセッツ工科大学)エンジニアチームがバーチャルリアリティを用いたドローン用トレーニングシステムを開発しました。この「Flight Googles」(フライトゴーグル)を使えば、トレーニングでの衝突回数を劇的に減らせるそうです。

 

この新しいバーチャルトレーニングシステムは、モーションキャプチャシステム、画像生成プログラムおよび、画像処理およびドローンへのデータ転送を瞬時に行うエレクトロニクスから構成されています。MITのドローン用トレーニング施設であるBuilding 31には、モーションキャプチャー用のカメラが複数取り付けられています。

ドローントレーニング施設のBuilding 31内部。

 

画像生成システムにより、写真レベルのリアルなバーチャル風景画像を作成し、ドローンに送信します。ドローンは実際に空っぽの部屋を飛んでいても、まったく異なる環境で飛んでいるかのように「幻覚」を起こしているのだそうで、その環境の中で飛行を習得するとのこと。

地下鉄構内を飛行中のように見えて、実はBuilding 31の中(画像右下)を飛んでいる。

 

トレーニング効果は?

バーチャルリビングルームの中に窓(ドローンの2倍の大きさ)を用意し、秒速2.3mで窓をくぐりぬけるトレーニングをしたところ、361回成功したのに対し、「衝突」は3回だったそうです。もちろんバーチャルの世界での衝突であるため、費用、時間ともに大きな損失はなかったとのこと。

最終テストとして、実物の窓を設置し同じ飛行テストを実施したところ、くぐりぬけ成功は119回に対し、衝突または人間の介入が必要だった件数はたった6回だったとのことです。

バーチャルリビングルーム内部の画像。

 

Source: Researchers develop virtual-reality testing ground for drones | http://news.mit.edu/2018/virtual-reality-testing-ground-drones-0517


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