AI搭載のArtificial nose(人口鼻)でにおいが分かる GitHubでソースコード公開中

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新型コロナ感染の症状の1つに、においや味が分からなくなることが知られています。嗅覚も、味覚も普段は意識していませんが、失ってしまった時の不安感は大変なものです。

そんな中、人工知能技術(AI)を搭載し、嗅覚をもつ「Artificial nose」(以下、人工鼻)が発表されました。外見は人間の鼻そっくりの形です(少し大きいですが)。

このプロジェクトがより進化することを願う開発者の思いから、GithHubで、そのソースコード等すべて公開されています。

 


 

開発者は?

この人工鼻の開発者はMicrosoftのプリンシパルプログラムマネージャーのBenjamin Cabe氏。約1年前のコロナ禍初期から週末に、機械学習と気体センサーをいじって作った、本人曰く「スモールプロジェクト」だそうです。その完成品を発表したところ、一躍注目を集めています。

雑誌「Make:」の表紙に掲載されている他、

雑誌「Make:」の表紙に(出典:Make Community)

2021年5月25日開催予定の「IoT Hessen (Kassel)」ミートアップ(オンライン開催)では、スピーカーとして登場。ニューラルネットワークが何かも分からないような状態から、人工鼻の完成に至るまでの経緯を聞けるそうです。また、TinyMLとIoTの関連性やTinyMLをIoT社会で活用する方法等についても紹介される予定です。

「IoT Hessen (Kassel)」ミートアップ参加申し込みページ(出典:meetup.com

 

どんな鼻?

@pascal_bornetに掲載されている動画で、この人工鼻が紹介されています。

 

まず、モニターに「ambient」が表示されています。周囲の空気のにおいを検知しているようです。においの強さは%で示されます。

コーヒーカップに近づけ、数秒後「coffee」が表示されました。コーヒーのにおいを検知したようです。

 

嗅覚に関するその他の開発事例

今回の人工鼻の他にも、2020年にカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)では、化合物のにおいがどのように人間の嗅覚に感知されるかを予測できる機械学習モデルを開発しました。そのモデルでは146種類のにおいを判別できるとのこと。

その他にも、Intelでも、10種類のにおいを判別できるニューロモーフィックチップ(=人間の脳神経系を模したニューラルネットワークを組み込んだ半導体集積回路。)を発表。またバイオケミカルセンサーを開発するスタートアップ、Aryballeでは790万ドルの資金を獲得し、デジタル嗅覚事業を拡大しています。

出典:INPUT(アイキャッチ画像)


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