「アレクサ、木を植えて」が可能に(米国内のみ) 知っておくべきこと

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2022年4月11日(現地時間)、Alexa(アレクサ)対応端末に対し、「Alexa, grow a tree(アレクサ、木を育てて。)」と言うと、木を1本植えるための1ドルを寄付できるサービスを開始したことをAmazonが発表しました。
現時点では、アメリカ国内のユーザーのみ利用可能。なお、Amazon Pay アカウントで、自身が植樹した本数の累計を確認できます。

 


 

Amazonはまた、環境慈善団体のOne Tree Planted に、100万ドルを寄付していることも明らかにしています。
この寄付金は、アメリカでは、鉱業、伐採、農業によって荒廃した土地の再植林や山火事防止、鮭の産卵場の水質保全のために使われるとのこと。またインドでは、飢餓や地域経済の改善のため、果樹を植える資金として使われる予定。

Earth Month
出典: One Tree Planted

 

植林の難しさ

植えた木が森林再生や水質浄化といった期待される役割を果たせるまで生存できるか不明であることに加え、環境に合っていない木を植えることで生態系を狂わせ、それに頼って生活していた人々の生活も悪化してしまった例もあるとのこと。植樹の際には各環境に適切な木であることを確認する必要があります。

 

サービス開始の背景

Amazonが自身の環境フットプリント(=環境に与える負荷を表す指標)の悪化に危機感をもっていることは明らかで、最新のサステナビリティレポートによると、2020年の温室効果ガス排出量は2019年よりも約20%増加したとのこと。

アレクサに話しかけるだけで植樹ができるのは確かに便利で、企業イメージアップにつながるものと思われますが、植林ブームに警鐘を鳴らす専門家もいます。地球を保護するためには汚染物質の削減のほうがより緊急に必要であるにも関わらず、植林に注目が集まることにより、汚染を減らす取り組みの支障になる可能性を指摘しています。

まとめ

自然に関わる案件は、便利さを最優先した結果、取り返しのつかない事態になる可能性もあるということを頭の片隅に置いておきたいものです。

出典:The Verge

アイキャッチ画像:Image by ejaugsburg from Pixabay


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