電話嫌いを公言する人が少なくないようです。メールやSNSなど、お互いの時間を束縛しないコミュニケーションツールが日々進化してしていることが大きな原因であることも確か。それでも音声コミュニケーションの価値を見直しかつての勢いを復活させようと、今までになかった便利な機能を盛り込んだアプリが開発されています。
その① イスラエルのスタートアップYalloの無料通話アプリ「Yallo – Make Your Call Smarter」
(iOS版は「Call Recorder – Incoming and outgoing call recorder」)
『Yalloの使命はエンターテイメント、パーソナライゼーション、組織化、ストレージ、効率化のプラットフォームとして電話を見直すことです。結局のところ、人間の声以上に強力なコミュニケーションツールはないのです。』『これまで通常の電話では不可能だったことを可能にします。』(https://yallo.com/#Vision より)
Call Captionは電話嫌いを解消できそうな機能
発信時に用件をメッセージで相手に送ることができます(画像の”Not urgent”)。 着信時に電話に出るかどうかを決められるのでとても便利です。
通話を録音し共有も可能
通話を録音、保存できます。録音した通話の転送も可能です。また通話内のキーワードやフレーズで検索できます。
他にも、通常の電話番号の着信をWi-Fi経由で受けることができるGo Yallo機能も搭載されていますが、現時点では一部地域(アメリカ、イギリス、イスラエル、ドイツ、フランス、スペイン)のみ対応。
その② トランシーバーの進化形 「Roger – Talk with your favorite people, walkie-talkie style」
先日(2016年3月1日)Android版がリリースされたばかりのアプリ。
『海外出身者の集まりである私たちは、非人間的なメールやチャットのやりとりにうんざりしていました。声を使ってやりとりしたいと思っていました。大切な人ともっと楽に会話したい、タイムゾーンの違いや忙しいスケジュールに関わらず。そして私たちはRogerを作りました。会話をするための美しいアプリです。』(https://rogertalk.com/about より)
録音も再生も1タップで操作可能。
録音時間は制限なし。再生時間は48時間まで。
相手の電話番号で送信可能
Rogerアプリをインストールしていない相手にも、SMSにより音声メッセージのリンクを送信できます。
スクリーンに現地時間や天気、気温が表示される
相手が話していた時の状況が一目瞭然。
いずれの開発チームもまだまだ新機能を追加していく意欲満々だそうです。