Appleが毎年開催している「WWDC2016」(2016年6月開催予定)での発表が噂されている第2世代Apple Watchは、「単体でモバイル通信が可能になる」と一部報道が報じています。実現すればスマートウォッチ需要に拍車がかかるかもしれません。

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カーネギーメロン大学のFuture Interfaces Groupが「SkinTrack」を開発しました。これはスマートウォッチを着けている方の腕の皮膚(または衣服)上でタップやスワイプすることでスマートウォッチを操作できるシステム。同チームの「現在のスマートウォッチは画面が小さいため限られた操作しかできませんでした。スマートウォッチの周辺部(腕や手の甲)を活用する方法を発見したことで、端末サイズは小さいままで操作性のみ拡大できます。」
SkinTrack turns your arm into a touchscreen | http://www.nextpittsburgh.com/business-tech-news/skintrack-a-new-technology-from-cmu-turns-your-arm-into-a-touchscreen/
「SkinTrack」の仕組み
操作する指に高周波信号を発するリングを装着します。このリングがスマートウォッチ近くの腕に近づいたり触れると、リストバンド内蔵の電極が信号を追跡します。
「SkinTrack」でできること
ゲームコントローラーとして使ったり、
リストをスクロール、
イラストを描いたり、
手の甲をダイヤルパッド代わりに番号を入力し、電話をかけることも。
「SkinTrack」の課題
まずリングのバッテリーサイズを小さくすること。リングだけにファッション性も重要です。
さらに、電気信号による人体への影響の懸念。ちなみにテスターとして「SkinTrack」を24時間1週間連続装着したZhangさんによれば、まったく問題がなかったそうです。
この「SkinTrack」についての詳細はカリフォルニア州サンノゼで開催されるACM CHI 2016で発表される予定。