米国のスタートアップ、Five Elements Roboticsが開発した「Nanny budgee」は、子どもを内蔵カメラで撮影し、その音声や動画を保護者の端末(スマートフォン、タブレット、PC)へ送信します。既存のモニターカメラと異なる点は、自由に動いて子どもを追跡できます。
NannyBot serves as a robo Mary Poppins that will keep an eye on your kids | http://www.digitaltrends.com/cool-tech/nannybot/?utm_content=buffer1d9eb&utm_medium=socialm&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer
Nanny budgee | http://5elementsrobotics.com/nanny-budgee/
CEOのWendy Robertsさんは、「自分の子どもが別の部屋や外で遊んでいても、このロボットとその内蔵カメラがあれば子どもたちの声や姿を常に確認できます。子どもを追跡する方法は2種類あり、1つは保護者のスマートフォンを使ってロボットをコントロールする方法。もう1つは、子どもにセンサーを装着し、そのセンサーによってロボットが子どもを追跡する方法です。このロボットは動き回ることができる点で、他の固定モニターと一線を画しています。結局のところ、子どもは動き回るのですから。」

CEOのWendy Robertsさん
さらにWendyさんは子どもをロボットが監視することについて保護者は抵抗がないだろうか?という質問に対し、「よい質問です。私は、今ロボットの時代になりつつあると考えています。すでにロボット技術は成熟し、その価格も入手可能なレベルになりました。私たちは今、歴史上特別な時にいるのです。5年後には見守りロボットを利用する世帯が75%になっているでしょう。」と語っています。
「Nanny budgee」の仕様
約3フィート(約90cm)の高さ、8時間連続利用可能のバッテリー、天候が良ければ屋外利用も可能。多様な言語対応。子どもに話すメッセージ文をカスタマイズ可能。オプションのかごを追加すれば、おもちゃを入れておくこともできます。
気になる値段は?
現在プレオーダー受付中で、価格は1699ドル(約19万8千円)。来年1月に米国ラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)にて公開される予定。