飛行機の窓がなくなったら、空の旅はどんな感じになるでしょうか?
エミレーツ航空では昨年から、ボーイング777型機内ファーストクラスの一部プライベートシートで、仮想ウィンドウを導入しています。窓に映る映像は実際の景色ではなく、機体に設置されているカメラで撮影した映像とのこと。
Zach Honigさんは自身の旅行ブログThe Points Guyの中で、この仮想ウィンドウで見た離陸時の映像について、「コックピットの外で見る景色としては最高」と述べています。
実際の映像がこちら↓
Those @Emirates virtual windows are not a gimmick. Easily the coolest takeoff I’ve ever seen outside the cockpit. And I was sitting in a middle suite! pic.twitter.com/wFcte8hBSK
— Zach Honig (@ZachHonig) December 1, 2017
飛行機の窓をなくすメリット
飛行機の窓を撤廃すると、機体の軽量化、高速化、さらには燃料の節約になるそうです。さらに窓がなくなることで、機体の構造的強度が増すことも考えられます。
仮想ウィンドウのデメリット
航空機の安全に関する専門家であるGraham Braithwaiteさんは、BBCに対し、仮想ウィンドウは乗務員の安全確認の妨げになるとし、「緊急事態が発生したときには機体の外を見ることが重要です、特に緊急避難時に重要です。」と述べています。
さらに、バーチャル映像のクオリティについても指摘しています。「スクリーンテクノロジーのリフレッシュレートについても疑問が残ります。ちらつきや遅延の程度、長時間見ることによる影響はどうなのでしょう?」
Source: Virtual plane windows could be a thing, if Emirates has its way | https://mashable.com/2018/06/08/virtual-plane-window-emirates/#oJcn0XvE5aqU