Fitbit社のVersa 2、Apple Watch 5等々、スマートウォッチの新製品情報が続々と報じられていますが、Garmin(ガーミン)も新作を発表しました。Garminは、1989年にアメリカ合衆国で創業したGPS機器メーカー。自動車用、航空機用、スポーツ・アウトドア用の機器等を幅広く取り扱っています。活動量計としてのウェアラブルウォッチの分野では、幅広い製品をラインアップしています。
2019年9月5日(現地時間)、Garminインターナショナルが、新型GPSスマートウォッチ「VenuTM」とハイブリッドスマートウォッチ「vivomove」の新作を発表、2019年9月6日から開催の、ヨーロッパ最大級のハイテクショーIFA2019で公開されています。
目次
VenuはAMOLED搭載!
今回発表された新型スマートウォッチVenuは、Garmin社のスマートウォッチでは初めてAMOLED(アモレッド)ディスプレイを搭載したスマートウォッチです。VenuにAMOLEDを採用したことにより、 Garmin社の従来のスマートウォッチシリーズより、Apple Watch 4に近い印象だそうです。

AMOLEDとは?
AMOLEDは端末の薄さとバッテリーの持ち、表示の反応速度やきれいな画面のために欠かせない素材と言われています。AMOLEDは「Active Matrix Organic Light Emitting Diode」の略で、アクティブマトリックス駆動の有機ELのことです。アクティブマトリックス駆動とは、テレビやスマホなどの高精細で動画を表示するディスプレイなどに用いられる技術です。
画面サイズ
サイズは1.2インチ(約3cm)で、必要な操作には不都合のない大きさ。画面解像度は390×390。
Venuの機能
モニタリング機能
24時間常にモニタリングし、健康状態を記録できます。パルスオキシメーター*や呼吸トラッキング、心拍数異常時のアラート、生理周期、ストレス、水分摂取量などのトラッキング機能を搭載しています。
*残念ながら、パルスオキシメーターは、日本国内においては薬事法上管理医療機器(クラスⅡ)に分類されるため、海外ではその機能を有する製品であっても、日本国内で使用できないよう機能が停止されているそうです。(Garminサイトより)

フィットネス機能
また、有酸素運動やピラティス、ヨガといった運動プログラムの他、屋内外の20のスポーツアプリがインストールされています。さらに、緊急時にはユーザーの位置情報をピンポイントで検知し、登録済みの緊急連絡先へアラートを送信する機能もついているので安心。

「ボディバッテリー」機能
Garmin製品でおなじみの「ボディバッテリー」機能は、ユーザーが保持しているエネルギーレベルをモニタリングできる機能。 ボディバッテリーの仕組みは、心拍変動、ストレス、アクティビティなどのデータを取得し、その値に基づいてエネルギー量を測定するというもの。この機能は1から100の数字でユーザーのエネルギーレベルを表示します。これにより、運動や休息に最適なタイミングを知ることができ、体調を良好に保つことができると高評価を得ているようです。
スマートウォッチとしての機能
スマートウォッチの機能も十分に搭載されています。スマートフォンからの通知を表示したり、スマートフォンなしで再生するために音楽やプレイリストをダウンロードできます。 500曲アップロードできるストレージ搭載。さらに、Garimin Pay使用で、タッチレス決済も可能。
バッテリーと価格
Venuをスマートウォッチモードで使用する場合は、最長6日間連続使用可能。
GPSおよび音楽再生も使用すると、最長6時間連続使用可能。価格は、399ドルとのこと。
vivomoveとは?
Garminの「vívomove」は、ハイブリッドスマートウォッチです。vivomove はオフィスやドレスアップ時にふさわしい外見が特徴です。バンドの選択肢が豊富、また金属仕上げにより、スタイリッシュなアクセサリーとして使えると同時に、テキストメッセージや活動エネルギー、ストレス、睡眠等、スマートウォッチや活動量計としての機能もほぼ持ち合わせています。

新vivomoveの機能
「vívomove 3/3S」、「vívomove Style」、「vívomove Luxe」 は、アナログの針が動いて時刻を示します。画面をスワイプすると針が消え、スマート画面が表示されます。フィットネス用トラッキング機能に加え、テキストメッセージ、ソーシャルメディアの更新、カレンダーのリマインダー機能等が含まれています。新vivomoveにはボディバッテリー機能が新たに追加され、GPSやGarmin Payに対応しているモデルもあるそうです。
新vivomoveのバッテリーと価格
ちなみに、スマートウォッチモードのみでは、最長5日間連続使用可能。腕時計としての利用の場合は約2週間連続使用可能。 価格帯は250ドル~500ドルとのこと。